昔話(2) 学生時代(1)
学生時代、研究室は熱物性の研究室で実験やシミュレーション解析などを手掛ける学生が15人ぐらい。こちらは高温熱伝導率の測定装置を組み上げ、2000℃ぐらいの高温の熱伝導率を測定して解析していた。当時流行りの「ファインセラミックス」がターゲット。
測定装置に髪の毛より細い白金の細線を使うため、浅草まで1 m買いにいったり融着に失敗して蒸発させてしまい怒られたり・・・。
そんな中で使っていたのが、HP85A(Bだったかな?)。確か8bitCPU、メモリ32KB、CRTは6inch、磁気テープは200KBぐらいだったはず。感熱プリンタ内蔵で教授の話では100万円弱だったような。
言語はHP-BASICでNECのN88BASICなどとは違って構造化BASICだったし、HP-IB(GP-IB/IEEE-488)で各種計測器に接続でき、HP-IBの制御コマンドがBASICに内包されていて非常に強力・便利だった。
今なら、DAQ+PC+Python/Matplotlibを1台で完結していた感じか。HPってのは昔から凄い企業だった。
研究室では当時発売されたばかりのNEC PC-9801が1台あって、主に院生が論文作成で使っていたが、当時は本体よりもプリンタ(当然15inch紙用)のほうが高く、しかも漢字のJIS第二水準はROM提供で別売。入っていないと該当する字が■で表示されるという不自由な世界。ワープロS/WもWordStar日本語対応版だったと記憶している。(8inchフロッピーディスクだぜ!)
余談だが、当時近くの研究室に村井純という学生がいて、イエローケーブルを引っ張って頑張っていた。後のInternetの黎明期だ。(慶応義塾大学と東工大をKDD電話回線で”違法に”接続したのが日本のInternetの始まり)
海外と接続するのは音響カプラー(300bpsだったかな)が主流だった。